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なぜ、そのアニメは「面白い」のか!?

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『新世界より』第三話「ミノシロモドキ」の感想・批評・レビュー・考察

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『新世界より』第三話「ミノシロモドキ」の感想・批評・レビュー・考察
※ネタバレはありません。内容はアニメで発信された情報の範囲内です。

原作:貴志祐介
監督:石浜真史
シリーズ構成:十川誠志
キャラクターデザイン:久保田誓
音楽:小森茂生
アニメーション制作:A-1 Pictures
放送期間:2012年10月 -


第三話「ミノシロモドキ」


■心の鷲掴み

いつものように、アバンタイトル。
「570年後 関東」。
スクリーンショット 2012-10-13 22.07.57


ここで、ワクワクする。
「こんな古めかしい、まるで戦国時代みたいなのが、570年後なのは、どういうわけなのだ?」

第二話でも、「500年後 関東」
oukyu


それで、「1000年後 茨城 利根川」では、
生態系も違うし、文化も見たことないし、何より呪力がある。

いったいこれはどういうわけなのだ?
何が起こって、こんな風な世界になるんだ?

このような疑問が当然、浮かんで来る。

『新世界より』の世界史が、驚きに満ちたものであるのは間違いない。
しかも、突拍子がないものではなくて、
ある程度整合性のある歴史であろうことは、
細かな設定を見ていれば、感じさせられる。

この秘密めいた部分によって想像力がかき立てられ、夢中になる。
この忘我の瞬間を面白いと感じる。



■世界史の謎の解明

この面白さは、『攻殻機動隊』に似ている。
ghost.jpg

現在のわたしたちよりも、ちょっと進んでいて、
こんなことができるようになるのか、という驚きを感じさせる。

ただ、大きく異なるのは、
『攻殻機動隊』(例えば義体化)が「ありそう」感を醸し出す方向であるのに対し、
『新世界より』(例えば呪力)は、「なさそう」感よりであることだ。

『新世界より』は、なさそうであるが故に、
歴史的な経緯をところどころ見せているし、
(アバンや、ナレーションなど)
この「なさそう」な世界には、きちんとこうなった理由があるのだ、ということが暗に言われている。

第三話の筑波館もそう。
「すべての書籍の内容は私の内部にある記憶装置に保存されており、随時呼び出しが可能です。」
過去の人間に管理されていて、その辺にとんでもない秘密があるよ、と雄弁に語る。
スクリーンショット 2012-10-14 0.25.45

第二話のバケネズミもそう。
「じゃあ、こいつは木トウガコロニーのワーカーか。」
科学っぽさが小出しにされている。
bokutouga619

『新世界より』が「なさそう」感を出そうとしているのは、
世界の歴史自体に秘密を仕込み、
その歴史自体を面白く感じられるようにしているからだろう。

むしろ、『新世界より』においては、
この「なさそう」な「新世界」に至る経緯が、主人公であるといってもよいぐらいだ。

他方、『攻殻機動隊』は、面白さを世界の設定に求めてはいなかった。

つまり、『新世界より』は、
この秘密が明らかになっていく過程を楽しむ作品なのであろう。



//以下、アマゾン
  
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」


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  1. 2012/10/15(月) 23:36:35|
  2. 新世界より
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