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なぜ、そのアニメは「面白い」のか!?

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『交響詩篇エウレカセブン』の感想・批評・レビュー・考察

視聴アニメ一覧

『交響詩篇エウレカセブン』の感想・批評・レビュー・考察
http://p.tl/A8yn
原作:BONES
監督:京田知己
シリーズ構成:佐藤大
キャラクターデザイン:吉田健一
メカニックデザイン:河森正治
放送期間:2005年4月17日 - 2006年4月2日

ブルース・リー"no think, feel."

エウレカ



わたしは、いまだエウレカセブンについて、
書く勇気がない。
しかし、こんなにいい作品について、
何も書かないままにしておくこともできない。
だから、暴力を以て書くことにする。

それほどいい作品だと感じているのは、
きっとこのアニメが持っている、「アニメ」らしさによるのだろう。
小説、演劇、実写映像、いろいろな表現方法がある中で、
アニメは突出して、五感の多くをフォローする=視聴者の想像力を使わない、
かつ自由度の高い手法である。

それでアニメでは、いろんなものごとが描かれてきた。

しかし、エウレカセブンほど、気持ちの高揚、
すなわちドキドキ感をわたしに感じさせてくれた作品は他にない。
たしかに、わたしがそう感じた、というだけであって、
一般的にそう感じられた、とまで主張はしない。
が、各種設定、世界観、ストーリーを追っていくと、
アニメ全体を高揚感に収束させようとしていたように思える。

サーフボードで滑るのは空!
蹴立てる波は七色!!
そして、アクロバティックでスピーディなターン!

叫びながら、空を舞うシーンの数々。
音楽は、スーパーカー「story writer」。
次第に気持ちが通じ合っていくレントンとエウレカ。

すべての要素が気分をハイに押し上げていく。
こんな作品は他にない。

もしかすると、高揚感への収束など、
意図されたものではないかもしれない。
だとすれば、本作は実に幸運であった。

完成した作品から振り返ってみれば、
制作までに入り組んだ因果関係が奇跡的にそういった効果を生んだのだ。

もし、本作がこの効果を狙ってすべての要素を配置したのなら、
これは素朴な革命ではないだろうか。

素朴というのは、何か特筆すべき部分があるわけではないからである。
それでも革命というのは、
各部分の組み合わせが絶妙であるためである。
ありふれた道具の組み合わせによってここまで来れる。

エヴァンゲリオンは、十分に道具を用意していたが、あえて収束させなかった。
存在理由とは何かであったり、人は理解し合えるのかなど、堅い問いから、
意味深な設定にまつわる謎など、視聴者を適度に混乱させたのである。

一方で、けいおん!なんかは、道具自体が非常に少ない。
登場人物も、軽音部員と顧問と妹の憂ぐらいだし、何の謎もない。
しかしであるがゆえに、自然と限られた登場人物の人間関係に収束する。

エウレカセブンは、スカブやトラパーやらセカンドサマーオブラブなど、
数々の謎や引用があった。が、エヴァほどに深みは見出せず、
そこにあまり悩まされて引っかかることがなかったから、
空を舞う快感に酔うことができたのだろう。

アリストテレスの中庸の議論を思い出すが、
バランスのよさが美徳の条件なのだろう。

娯楽アニメが見たければ、エウレカを見よ。



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  1. 2012/05/08(火) 23:07:23|
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  3. | トラックバック:0
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  1. 2012/12/21(金) 15:29:31 |
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