半歩踏み込むアニメ批評!

なぜ、そのアニメは「面白い」のか!?

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『創聖のアクエリオン』の感想・批評・レビュー

視聴アニメ一覧

『創聖のアクエリオン』
http://p.tl/n7Xu
原作、監督、脚本:河森正治
シリーズ構成:大野木寛
音楽:菅野よう子、保刈久明
放送期間:2005年4月4日 - 9月26日

①お手軽で陳腐な世界観でありながらロボットへの妙な偏執を見せる
②他方ロボットとか戦闘とかの細かいところなんてどうでもよいといわんばかりの脚本。端的には不動GENの存在。
③エモーショナルな主題歌のメロディ。天才菅野よう子のアニメの一つ。
④他者とは何か、どうつきあえばいいのか、それらの観点を深め、エンタメとして描く。
 この部分ではまったく新しさを感じないが。

■物語の構造
分かり合えない人間と天翅、
そして、その争いの中で、視野から放り出されている地球全体。
その中にあって、一人全体を見通す不動GEN。

ティーネイジャーで構成されたパイロットたちは、
不動に複雑な感情を抱きながらも、その圧倒的な力と知識、洞察力によって、
転がるように導かれていく。

こんな感じ。


■敵じゃない敵
違和感があるのは、敵である天翅すら不動に見切られている点。
生死をかけて戦っている敵がそんな風に扱われているアニメって初めて見た気がする。
スポーツものとか格闘ものであればよくある設定だけど。
 何の因果か、しょぼくれたジジイに見てもらうことになって、
 なんのかんのと勝ち上がっていくと、最強の敵の監督がジジイを見て震え上がる。
 「……まさか、そんなはずはない。やつは死んだはずだ」とか、
 「さすがかつて生ける伝説として」云々かんぬん。

敵が見切られてしまえば、アニメ全体が弛緩する。
危機感が薄まる。
視聴者は登場人物と同じように、不動に期待するようになる。

不動の存在により生み出された余裕において、
コメディが生じうる。

■あとは根拠のない想像
なぜ、そんな作りにしたのか。
つまりなぜ、あえて物語の緊張感を捨ててまで、笑いを取りにいったのか。
あんなにメカには拘っているのに。
エレメントの能力も存在感ないし。

大仰に構えてみたものの、
他者との融和ということについて、
とくに新たな視点を提供できなかったから。

そんなまともな思考を持っているとも思えない。

けど、なんとなくマジメにそんなことやっても、
『地球少女アルジュナ』みたいなことやっても、
つまんないんじゃないか、というようなことはあったんじゃなかろうか。

2000年代前半の社会情勢からしても(今も変わらないが)
将来に明るい希望は、エスペランサは持ちにくい。

もっとスカッとする、エモーショナルな部分を呼び覚まそうとしたのではないだろうか。
閉塞感やら停滞感やら、経済的な側面で言われることが多いけれども、
そういったものの原因は、
この共同体の多数派が将来に不安感を持っていることによる。

将来が不安だから、貯金をして、消費を控えようとする。
リスクに敏感になり、堅実な選択をよしとする。

人と話をしていても、そういった判断基準が持ち出され、それが感染していく。
だから、困難も覆せる、不安がっていても仕方ない、希望を持とう、
という痛快な作品を評価したい。



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  1. 2011/11/27(日) 13:13:55|
  2. アニメについて
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
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