半歩踏み込むアニメ批評!

なぜ、そのアニメは「面白い」のか!?

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『まおゆう魔王勇者』の感想・批評・レビュー・考察

視聴アニメ一覧


これはおもしろい!
アニメになって良かった!!

おもしろポイント
①「あるある」ネタ
②ラブコメ
③スカッと爽やか


もともとテーマが、ドラクエ「あるある」。
魔法少女モノを「あるある」ネタにした、
『魔法少女まどか☆マギカ』と同じタイプ。


「あるある」ネタ


問題発見のめざとさ

「あるある」といって済ませると、軽い感じに受け止められちゃうけど、
それは、問題提起という最もクリエイティブな行為だ。

みんなが普通に通り過ぎてしまうようなことに、
「うん、ちょっと待てよ、それってどうなんだ?」と疑問を差し挟める能力が必要だ。

もちろん何にでも疑問を出せばいいってわけじゃない。
子供の頃のエジソンや「教えて君」と同じように、
何にでも「なぜ?なぜ?」といってばかりでは周りをうんざりさせる。

おもしろい疑問でなくてはダメなのだ。
『まおゆう』は、おもしろい問題提起を行った。
「人間vs魔族の争いを止めただけで平和になるの?」

みんな、そこはスルーしていた。
「だってゲームなんだから」といって。
あるいは、より悪いことに、ゲームだから無意識に思考停止してしまっていた。

ここが肝心なのに。


問題に価値はあるか
そこで思考を止めずにがんばったのが『まおゆう』。

平和っていうのは、誰もが重要だと思っている。

平和という概念は難しく、ここで平和とは何かを問うことはできない。
ただ争いがある状態を平和とは呼ばないっていうことにはみんな一致するだろう。
そして、平和のその点だけとってみても、ほとんどの場合争いはない方が望ましいということになるだろう。

要は、平和に価値があるっていうことはみんなの同意を得やすいでしょっていうことだ。
『まおゆう』は、こういう価値があることが分かりやすい問題にフォーカスした点が素晴らしい。

そうでないと、なぜにその問題が重要であるか、を説明しなければならない。
「そら、たしかに重要だわ!」って気付かせられてはじめて、
この問題提起がすごいと認めてもらえる。

『狼と香辛料』は、ここが甘かった。
同じように社会におけるお金の動きに注目しながらも、
『狼と香辛料』が経営、というか一商人の金儲け(自分の店を持ちたいという個人的な欲望)にフォーカスしているのに対し、
『まおゆう』は、経済学の根本である社会の物質的豊かさを達成しようという大義にフォーカスしている。
どっちが問題として重要だと思ってもらえるかは明白だ。
ほぼ同じ製作陣がつくれば、『まおゆう』の方が、深みが出て、感動的になり、おもしろくなるに決まっている。



問題の解決策
そして、勝るとも劣らず重要なのが、その問題の解決策。
ここまで持っていくにはクリエイティブ力だけでなく、
相当の忍耐力が必要だ。
これ、むっちゃ大変。


『まおゆう』が試みているのは、
世界の諸々の存在の影響関係をシステムとして捉え、
できるだけ広くとって、平和を実現するということだ。
ここが新しい。

「飢え」が根本的な問題で、「飢え」がなければ、っていうところに、
フォーカスし過ぎなのは、今後の課題ではある。
基本的に、現実の戦争は飢えを原因に起こりはしないし、
飢えなしに、起こった戦争はごまんとある。


話がそれてしまうが、「じゃあお前はどう考えるんだ」に応えるなら。
価値観自体が異なるがゆえに、「なぜわからないんだ!?」という対立はなくならない。なにもかもが火種になりうる。
「飢え」は、たしかにこれがあると争いになりやすいのだろうが、争いの必要条件でも十分条件でもない。
争いは悪ではない、争いは不可避である、と認識した上で、争いの適切な処理を考えるべきだと思われる。



萌えるラブコメ


これはデカい!
あざとさギリギリを攻めて来た!!
「こんにちはったら、こんにちは!」に始まり、
テンプレ的なキャラ設定ですわ。
無駄に強い勇者。
やたら多い女キャラ。
そして、ハーレム。

こういう受け入れやすさは大切。
「お薬飲めたね」っていう商品があったけど、
薬をゼリーで包むっっていう。
それと同じ。

みんながよくしってるドラクエ的な世界観と、
心を動かしやすい「恥ずかしい」表現によって、すぐに物語に没入できる。


展開のスピード感×サクセスストーリー


「どんな神経してたら、そんな台詞が出るんだよ!」ってツッコミたくなるところが
山盛りではあるけど、勢いがそんなことを気にさせない。
話のテンポの良さがすごい。

すぐに半年、1年が経つ。
そして、そのスピードで展開するサクセスストーリーの気持ちよさ。

貴族や教会の嫌がらせを絡めつつ、
そしてきちんとぶっとばしたくなるキャラを登場させて、
威勢良く勝利するスカッと感。



これだけ揃ってればおもしろいわけだ。


かなりインパクトのある状況で発せられる「我のもの」っていう言い回しが大嫌い。
わたしのこれまでの読書経験だと、「我がもの」なんだ。
「我は」っていうのはアリだけど、これはナシ。





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  1. 2013/03/26(火) 13:45:29|
  2. アニメについて
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