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なぜ、そのアニメは「面白い」のか!?

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『新世界より』台詞集 第七話「夏闇」

視聴アニメ一覧

『新世界より』台詞集 第七話「夏闇」
考察などにどうぞ。活用された際はリンクして頂けると幸いです。

原作:貴志祐介
監督:石浜真史
シリーズ構成:十川誠志
キャラクターデザイン:久保田誓
音楽:小森茂生
アニメーション制作:A-1 Pictures
放送期間:2012年10月 -


■土蜘蛛コロニーの軍勢に対し
軍勢

(土蜘蛛のうなり声)

覚/何匹いるんだ……。

スクィーラ/3000はおります。
 およそ5つの部隊に分かれているようです。

覚/けっこう、重装備だよな。
 1個つぶすにもけっこうかかるかも。
 下手すると、こっちの居場所がばれちまうしな。

早季/……どうする?

覚/あとさ、さっきからちょっと調子がおかしいんだ。

早季/おかしいって……?
ひそひそ

覚/疲れてるんだと思うけど、集中力が切れかけてさ、イメージがうまくつくれない。

早季/じゃあ、呪力使えないの!?

覚/使えるのは、使えるよ。ただ、あんだけ大勢を相手にするとなるとちょっと……。

スクィーラ/神様、どうも敵に動きがあるようです。

早季/動き出した。

覚/とりあえず、様子を見よう。

早季/はっ……、伏せてえ!!

(一斉射撃)

覚/くそっ、反撃するか!?

早季/まだダメ。あいつら、こっちがどうでるか見ているのよ!
 中途半端にやると、力を見透かされるわ。
 スクィーラ!

スクィーラ/はい、何でございましょう?

早季/リュウケツ(留穴?)はどこにあるの?

スクィーラ/確証はありませんが、おそらく、正面にある木立奥かと思われます。

早季/覚、あそこの木に火をつけて!

(覚、発火させる)

覚/もっと燃やそうか?

早季/待って、出方を見てから……あっ。

(土蜘蛛の個体が何らかを指示を出す)

スクィーラ/トンネルを通って女王を非難させたようです。
 今度こそ、本気でやってきます!

(投石機による投石)

早季/きゃああああ!

(スクィーラ逃亡)

早季/ああっ、ちょっとスクィーラ!
 ああん。覚、まだ呪力使える?

覚/くそっ、あと2回か3回だ。

早季/飛んでくる中でいちばん離れたヤツをはじき飛ばして!

覚/なんで!?……はっ、わかった!
 くらえ!

(覚、投石をはじく)
投石返し

早季/今のうちに逃げよう!

覚/まだだ。もう一発だめ押しをしとこう。

早季/無理しないで!

(覚、投石をはじく)

早季/早く逃げよう!

覚/くっ。

(早季、覚の手を取り走り出す)
手を引いて

早季/大丈夫よ、安心して。絶対家に帰れるから!

覚/うん。

(バケネズミの鳴き声。伏せる二人。連行されているスクィーラ)

覚/くっそ。

スクィーラ/(バケネズミの言葉で叫ぶ)
裏切りのスクィーラ

早季/この裏切り者!

(土蜘蛛の一匹、襲いかかってくる)

覚/止まれ。

(覚、呪力で倒す)

(スクィーラ、ノドから吐き出したナイフで一匹を突殺し、走りよって来る)

スクィーラ/神様、ありがとうございました。
 おかげさまで、命拾いをしました。

早季/よくそんな台詞が出てくるわね。
 あたしたちを売ろうとしたくせに!

スクィーラ/とんでもありません!それは誤解です。
 それに神様のお力からすればあんな兵士どもが、何程のものでしょうか。

早季/でも、売ろうとしたのは事実でしょう。

スクィーラ/申し訳ありません。でもああでもしなければ、神様は私のことをお見捨てになるのではないかと。

早季/はあ?先に逃げ出したくせに何言ってんのよ!

スクィーラ/ぁぁはい、それについては弁解の余地もありません。
 スクィーラは臆病者です。虫けらにも等しい。
 クソムシの幼虫にもつばを吐きかけられるような存在です。
 肥だめにうごめくウジ虫にも劣る

覚/もういい!!!それより、早くこっから逃げ出そう。

スクィーラ/東に敵はおりません。そちらに逃げるのが得策かと。

覚/よし。

(土蜘蛛のうなり声)

スクィーラ/神様、走って!走って!

覚/うわっ、うう。
(転ぶ)

早季/覚、大丈夫!?
覚ピンチ

覚/やばい……、もう……、走れない……かも。

早季/しっかりして

スクィーラ/神様、どうなさったのですか!
 なぜあのものどもを始末なさらないのでしょうか?
 ……もしかすると、神様は、神様ではなくなったのですか?

覚/うるっせぇ……

(ホラ貝の音。それに反応して引き返す土蜘蛛のグループ)
ホラ貝で去る軍勢

早季/撤退した……。

スクィーラ/お喜び下さい、援軍です!
 あの音はおそらく大雀蜂です。

覚・早季/大雀蜂!?

覚/関東最大のコロニーで、総兵力は2万を超えています。

(三人、大雀蜂の陣に来る)

覚/な、なんだ?
キロウマル

大雀蜂のリーダー格/敵の主力は撃滅致しました。
 後は女王を捉えるだけです。
 およそ同士とも思えぬ程に奇態なものどもでしたが、所詮はこけおどし。
 土蜘蛛がかくも馬鹿げた攻撃陣をとったのは、神様の存在があったればこそかもしれません。
 この奇狼丸改めて厚く御礼を申し上げます。

早季/奇狼丸……。

(兵士、奇狼丸に報告)

奇狼丸/リュウケツが見つかりました。

スクィーラ/そ、それは素晴らしい!

奇狼丸/私は任務ですので立ち会わねばなりませんが、
 お二人はどうなさいますか?

(顔を見合わせる二人)


■リュウケツ前
早季/なんで立ち会うなんて言ったのよ!

覚/ここであいつに弱みを見せるわけには行かないだろ。

早季/……大雀蜂っていちばん人間に忠実なコロニーなんでしょ。

覚/いちばん忠実だからこそ、注意しないとダメだ。

早季/どういうこと!?

覚/昨日から、俺らは生きるか死ぬかだったろ。
 今現在はたぶん、これまででいちばん危険な状態なんだ。

(甲高い鳴き声)

早季/あれは……
幼獣

奇狼丸/あれは全部、土蜘蛛の女王が産んだ幼獣です。

覚/幼獣……。

早季/赤ちゃん……。

奇狼丸/あれこそ貴重な戦利品。われわれのコロニーの明日を支える労働力となるのです。


/*挿入シーン/回想スクィーラ/
スクィーラ/女王は処刑され、われわれは奴隷として一生酷使されます。
 生きている限り家畜以下の扱いを受け、死ねば野山に捨てられるか、畑の肥料となりましょう。
*/

奇狼丸/塩屋虻コロニーは小さい。だが小さいからといってこのまま消滅させるのは不憫だ。
 戦利品は成獣が2000匹、幼獣が3000匹程になる。
 それぞれ1割をくれてやろう。

スクィーラ/おぉ!ありがとうございます!

奇狼丸/まあ、時がくればそれなりの働きはしてもらうがな。

(兵士、奇狼丸に報告)

奇狼丸/女王の助命などありえん。だが、一応総大将と話はしよう。

(土蜘蛛の総大将らしきものがリュウケツから出て来る)
総大将

(マントの下から風船犬が飛び出す)
風船犬2回目

早季/あっ風船犬!

(爆発)

■夜の陣営
(寝ている覚を早季が揺り起こす)

早季/爆発を閉じ込めた?

覚/……ああ。
 うまくいったのかな。

早季/みんな助かったわ。スクィーラも兵隊達も、あの奇狼丸とかいうのも。

覚/そっか。

早季/うん。

覚/まずいなこれ。
 ……早季、どのくらい経った?

早季/……、もう外は真っ暗だけど。ねえさっきの、まだわたしたち危険のまっただ中にいるの?

覚/……うん。

早季/なにが?大雀蜂は

覚/人間には忠実だよ。

早季/なに?

覚/でも、それは俺らに忠実だっていうわけじゃない。
 奇狼丸達が無条件で従うのは、大人達だ。

早季/だから?

覚/いちばん優先されるのは倫理委員会の意見だよ。
 おれたちはミノシロモドキに出会って、知っちゃいけないことを知っちゃったんだからな。

早季/そんな……。
 だからって!!

覚/うぁっ、しっ!
 ミノシロモドキが言ってたことが真実だとしたら、
 もし人が呪力を使って人を攻撃するなんてことがありうるなら、
 俺らの社会は一瞬にして崩壊するよ。
 それを防ぐためなら、どんな恐ろしいこともやるはずだろ!

早季/でも、なんでわたしたちを?

覚/問題を起こす可能性のある児童は事前に抽出するとか何とか言ってたろ。

早季/抽出……

覚/処分すんだよ!

早季/バカなこと言わないでよ!
 そんなことあるわけないじゃない!!

覚/バカ、しっ!
 思い出してみろって!
 和貴園でも、全人学級でも、毎年必ず何人かいなくなったろ!
 どう考えたっておかしいよ!
 みんな、どこ行ったんだよ!?
 
早季/でも、でもでも、ミノシロモドキから話を聞いたのは、誰も知らないじゃない。
 離塵さんも死んじゃったし!

覚/呪力を凍結されてるだろ!
 よっぽど重大な規則違反じゃなきゃ、そんなことされないって!
 奇狼丸はもう、俺らのこと町に報告してるだろうから、
 ここで俺らを始末するように指令が下るかもしれない。
 全ての人間が愧死機構ってもんを備えてるとしたら、町の人間は俺らを殺すことはできない。
 子どもの始末はむしろ、バケネズミがやってるんじゃ……。
 だから、今がいちばん危険なんだ。

早季/帰らなくちゃ。

■森の中
(歩く二人)

(息切れで立ち止まる早季)

/*挿入シーン/瞬とのカヌー/

(泣く早季)
早季の涙

覚/大丈夫か?
 ……どした?

早季/大丈夫。……なんでもないよ。

(草ずれの音)

覚/誰だ!

スクィーラふたたび

スクィーラ/神様、いったいどこまで行かれるのですか?

早季/どうして、なんでこんなところまでついてきたの?

スクィーラ/神様方に万が一のことでもあれば私どもは一切申し開きができません。

早季/誰か一緒に来てないの?

スクィーラ/いいえ、私のみです。

覚/ふぅーん、守るためなら兵士を連れて来た方がよかったんじゃ?

スクィーラ/ぐ……、それは……とっさのことで、その暇がありませんでした。

(目配せする早季)

覚/うん。

早季/スクィーラ、あなたの助けが必要なの。

覚/俺たちは霞ヶ浦の西岸に行きたいんだ。
 いちばん早く着ける道を教えてくれ。

スクィーラ/なぜ、そんなにお急ぎなのですか?
 明日の朝まで待てば

覚/明日の朝まで待ったら、俺らの命が危ないんだ。

スクィーラ/それは一体……?

覚/奇狼丸が俺らを殺そうとするかもしれないんだ。

スクィーラ/がっ、そんなことは絶対にありません!
 私たちバケネズミの、それも最大のコロニーの将軍が、神様を害しようとする、など。

(スクィーラの手を取る早季)

早季/わけは言えないけど、信じて。
 そうじゃなければ、こんな真夜中に逃げたりしないでしょう。
頼むぜスクィーラ

スクィーラ/おぉ、……おお、わかりました、近道をご案内しましょう。

早季/ありがとう。

スクィーラ/ただし、追っ手がかかるとしたら、同じ道を来る可能性があります。
 急がねばなりません。

(スクィーラに先導され岸に出る)

(鳥の鳴き声)

スクィーラ/聞こえますか?

覚/なんだ?夜鷹だろ?
夜鷹

スクィーラ/奇狼丸将軍は索敵や斥候にしばしば鳥を使います。
 夜間には夜目の効く夜鷹を使うという話を聞いたことがあります。


■岸での夜明け

(左手を見ると、瞬、真理亜、守)

瞬/早季?

早季/瞬?

瞬/覚!

早季/真理亜!守!

(歓声を上げ互いにかけよる)
再会

真理亜/きゃぁー!そこにいるの何!!?

早季/スクィーラっていうの。
 私たちをここまで案内してくれたのよ。

スクィーラ/初めまして。塩屋虻コロニーの奏上役をしております。

覚/塩屋虻コロニーは土蜘蛛を破った影の立役者だよ。

守/やっつけたって本当なの?

覚/うん、大雀蜂コロニーが援軍に来て全滅させたんだ!
 とにかくカヌーのところに急ごう。
 話はそれからゆっくりすりゃいい。

早季/早く逃げないと。

真理亜/何から逃げるのよ?

覚/大雀蜂コロニーだよ。奇狼丸将軍だ。

瞬/将軍?

覚/俺らを信じてくれ!

早季/はっ。

スクィーラ/どうか、道中ご無事で。

早季/ありがとう。


■カヌー

覚/おい、早季!ちゃんと漕げよ!

早季/わかってるわよ!

覚/くっ。……はっ、早季!

早季/うるっさいわね、何よ!

覚/あれを見ろ!

早季/……はっ。

(鷹が飛んでいる。早季が振り向くと船が5隻程向かって来る)
船団

覚/早季……。

早季/うん。

覚/捕まった。あそこに奇狼丸がいる。

(早季の手を取る覚)


■連行

早季/ありがとう、おかげでラクチンだったわ。

奇狼丸/あの光っている辺りが、北利根川に入る境界です。
 残念ですが、われわれはこの先には進めません。
キロウマル再び

早季/大丈夫、ここからだったら自力で漕いで行けるから。

覚/ありがとう。

スクィーラ/神様、神様、今度こそここでお別れです。どうか道中ご無事で。

奇狼丸/一つお願いがあるのですが。

早季/なに?

奇狼丸/カヌーを曳航したことはご内聞にして頂きたいのです。

早季/どうして?

奇狼丸/このことが発覚すると、私は間違いなく死を賜ることになりますので。

覚/わかった。絶対秘密にするよ。

(去って行く船団)

早季/危険を冒して、命を賭けて、助けてくれたんだね。

覚/ああ、奇狼丸はやっぱ倫理委員会から指令を受けてたんだな。

瞬/おおい!

覚/今行く!


■たき火

早季/早くうちに帰りたい。

瞬l/うん。でもまだ随分距離があるから。
 明日になったら帰れるよ。

守/疲れた……。

覚/流石にな。

早季/覚、まだ呪力を使うのは無理なの?

覚/うん、あんまり集中できないけど、少しだったらいけるかも。
呪力戻ったの

真理亜/へ、どういうこと?

早季/わたし、覚のマントラを覚えてたの。
 それで、睡眠状態を利用したらできたの。

瞬/そうか!じゃあマントラさえわかっていれば、呪力を取り戻せるんだ!

覚/あの離塵て坊さんのはったりに、すっかりダマされたぜ。
 あんな暗示たいしたことない。早季にだって解けるんだから。

早季/でも、みんな自分のマントラわかるの?
 わたし、たまたま覚のは覚えてたけど。

(顔を見合わせる真理亜と守)

瞬/僕はわかる。

早季/えっ、どうして?

瞬/思い出したんだ。

守/すごいねぇ。

瞬/絶対忘れないように、いろいろ語呂合わせをつくっておいたんだ。
 でも、いくらマントラを唱えてもダメだった。
 暗示を解く手順が必要だったんだな。

早季/わたし、思い出せない。

瞬/家に、どっかに書き留めてない?

早季/はっ、書いてある!

守/ぼくも!

真理亜/日記帳に書いたわ!

瞬/だったら大丈夫だよ。
 町に戻ったら僕と覚が呪力を見せる。
 そうすれば、まさか凍結されたとは思わないよ。

早季/そうだね!

真理亜/うん。

守/ふぁ。

瞬/じゃあ、早季。頼むよ!

早季/……。

瞬/僕の呪力を復活させて。

(たき火の前に立つ瞬)
儀式


早季/炎を見て。

(燃え上がる炎)
戻った瞬



瞬/あっはは!

(一同、歓声を上げる)

■神栖66町

ナレーション/神栖66町に戻ると、控えてあったマントラによって、
 呪力はあっさりと回復された。
 まんまと大人達を出し抜き、再び神の力を得ることができたのだ。
 だが、それがとんでもない錯覚であることはまだ想像だにしていない。
たぶん清浄寺



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ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」


貴志祐介の作品等/
      

     



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  1. 2012/11/11(日) 20:49:51|
  2. 新世界より
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  4. | コメント:0
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