半歩踏み込むアニメ批評!

なぜ、そのアニメは「面白い」のか!?

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『新世界より』台詞集 第八話「予兆」

視聴アニメ一覧

『新世界より』台詞集 第八話「予兆」
考察などにどうぞ。活用された際はリンクして頂けると幸いです。

原作:貴志祐介
監督:石浜真史
シリーズ構成:十川誠志
キャラクターデザイン:久保田誓
音楽:小森茂生
アニメーション制作:A-1 Pictures
放送期間:2012年10月 -


■町
町

ナレーション/40歳という大人にとっては、2年というのは、さほどの意味を持たない年月かもしれない。
 せいぜいちょっぴり髪の毛が白くなり、身体にしまりがなくなり、ほんの少し息切れがしやすくなる。
 それが2年という月日の平均的な効果だろう。
 だが、12歳の少年少女にとって、2年というのは劇的な変化をもたらすのに十分な時間である。

■学校
真理亜/早季ー! もう、待っててって言ったのに。

早季/ごめん、ごめん、教室にいなかったから先に行っちゃったかな、と思って。

真理亜/ん、もう〜。

早季/ごめんてば。

真理亜/ちゃんと見たの〜。

早季/見たよ〜。

真理亜・早季/うふふ。
校内廊下

守/あ。

真理亜/あらあら、覚と瞬も相変わらず仲のいいこと。
すれ違い

覚/よっ。

瞬/やあ。

真理亜/早季。

早季/えっ、なに。どうしたの。

真理亜/うん、なんでもないわ。

ナレーション/みな、十四歳になっていた。



■教室

瓶

早季/う〜、
 (PKでガラス瓶が直せたと思ったら割れる)
 ああ〜。

覚/早季、ほら、どうよ。

早季/う〜ん。ちょっと歪んでるんじゃない。
漆塗り

覚/はあ?なにいってんだよ、完璧な平面だろ!

早季/私の顔、こんなにしゃくれてないわ!

覚/なんだよ、歪んでるのは、お前の心の方だろ!

真理亜/うふふ!

早季/うー、えい!

覚/てっ!てめえー!

早季/あーら、ごめん。気がつかなかったー。

先生/どうだい?雛が形成される感触はあるかい?

瞬/いえ、まだなんとなくって感じです。

先生/かなり高度な課題だからね。だが、青沼君なら大丈夫だろう。
 早くかわいいひよこを見せてほしいなあ。
期待の肩たたき

(瞬、席を立つ)

早季/あっ。瞬!

瞬/(早季を無視して覚に対し)どう、うまくいってる?

覚/ばっちり、ばっちり!

瞬/すごいね。

覚/なにいってんだよ。瞬の課題に比べたら全然。2時間で羽化させるんだろ。

瞬/そんなことないよ。

早季/くっ。
 (早季、ガラス瓶に戻る)

覚/瞬への期待度は半端ないからな〜。

(早季、ガラス瓶を割り、破片を拾おうとして指を切る)

早季/あっ、いった!

真理亜/保健室行く?

早季/大丈夫。大したことないから。

真理亜/ちょっと見せて。どれどれ。血は平気かもね。
ゆびきった



■丘

(早季、小さな頃のことが頭をよぎる)
昔の記憶

早季/はっ、ああん!

(犬が足をなめている)

早季/あっ、スバルー!
 ってことは……。
勘づいた

瞬/スバルー!!

早季/やっぱり。

覚/待ってよ瞬!
(瞬に飛びかかる)

瞬/あっ

覚/捕まえた!

覚・瞬/あはははは

(早季、木の陰に隠れ、スバルに対して)
早季/しっ!

(早季、のぞきみる)

瞬/離せよ。

覚/いやだって言ったら?

(覚に組敷かれていた瞬が、逆に馬乗りになる)

覚/やったな!
はだけ

瞬/だからさあ

(覚が瞬の唇に指を当て、キス)
ホモ

早季/あっ

(早季、逃げ出す)

■真理亜と守
真理亜と守

早季/真理亜、真理亜ー!
 はあ、はあ、はあ、
 真理亜ー。

真理亜/あらあらどうしたの早季ったら。
 まるで子どもみたい、今日の早季ったら。

早季/散歩に行きたいの。

真理亜/散歩?

早季/お願い。

真理亜/いいわよ。じゃあ私たち散歩してくるから、ちょっと休憩してて。

真理亜/ありがと。上手に描いてくれてうれしいわ。

守/へへ。


■海岸


真理亜/それで、緑色の石を探しに行ったんだって。
 クヌギ林の渓流には、けっこうあるみたいよ。
 ……ねえ、なにがあったの?
 ねえってば?

早季/ううん。

(真理亜、早季にキスをしかけ)

真理亜/答えなきゃなにもしてあげない。

早季/えっ

(真理亜、海に駆け出す)

真理亜/早季も早く!

早季/ふふっ

(二人で海をかける)

(二人で海辺の丘で抱き合う)
レズ

早季/真理亜……、真理亜……
 筑波館の言葉を思い出しながら/人間の社会をボノボ型の愛の社会に作り替えることが急務でした。
マリアンヌ


■教室

真理亜/ねえ、あれ。
 きっと覚が真似したのよ。
 いつの間にか、あの子、瞬の真似ばっかりね。
ペアルック

早季/そうね、どうでもいいけど。

早季/ねえ、……楽しい?

守/えっ。

早季/誰ともつき合わずにさ、真理亜だけそんなに追いかけて、楽しいって聞いてるの。
 守も早く恋人つくれば。

守/……うん。

早季/はあ。ねえ、私たちも、何かお揃いにしない?

真理亜/えっ? うん、いいけど。

早季/やっぱりやめやめ、なんか真似してるみたいでバカらしいもんね。

真理亜/ねえ、待ってよ、早季!

■授業中
(早季、瞬と隣に座る覚を見る。自分の隣で、真理亜の絵を描く守を見て涙)
ひたむきさ

■トイレ
早季/なにやってんだろ、私たち。
空回り

■早季、自宅からカヌー
早季/うん、大丈夫。いってきます!

母親/いってらっしゃーい

(早季、カヌーで川を下り、岸にもやう)

覚/ほら、機嫌直してくれ、どうしたんだよ瞬?

種/なんでもないよ。ちょっと一人にしてくれ。

覚/俺が悪かったよ。頼むから。

瞬/悪かった?なにが?

覚/それは……

瞬/覚、恋愛ごっこはもういいだろ。僕は君のお人形さんになるのにいい加減飽き飽きしたんだ。

覚/……わかった。これからは

瞬/わかってないね。こんな風に四六時中つきまとわれても暑苦しいだけなんだよ。
 僕は一人になりたいんだ。
 だから、これからはお互い別行動にしよう。

(ペアのネックレスを渡して)
別れ

瞬/じゃあな。

早季/……どうして。


■学校
男子/覚みっけた。
男子

(ペアのネックレスをしている)
あてつけ


真理亜/あの様子だと覚が振ったのかな。
 でも瞬に夢中だったのに。やっぱり瞬かな。

早季/さ、さあ。

守/なんだかバラバラになってくね。

真理亜/私と早季の間は永遠よね!

早季/うん!



■教室
(ざわつく教室)

早季/あっ

先生/こっ、これは鏑木様、ようこそいらっしゃいました。
鏑木しせい

鏑木/邪魔かな?

先生/とっ、とんでもございません。鏑木様に直々に来て頂けるとは、これ以上光栄なことはございません。
 ああ、何かお気にかかることでも?

鏑木/いや、ない。
 たまには今後を担う子どもたちの学びを見学させてxx
 逆に何か不都合でも?

真理亜/ねえ、ねえ、鏑木 肆星がなんでここに?
 あの人本気で集中したら、地球をまっぷたつにするくらいの呪力があるんだって。
 知ってた?

早季/ううん。でも、最強の呪力の持ち主だから、それぐらいできても不思議はないけど。

真理亜/ああ〜、もうなんでもいいわ!とにかく認められるチャンスだもの。

(早季、鏑木の接近に合わせてガラス瓶を直すも、通り過ぎられる)

早季/やっぱり地味過ぎるのよね。

(鏑木、真理亜を凝視した後、覚に)

鏑木/どのようなイメージでつくっているんだい?
 
覚/あっ、はい、ええ歪みの全くない、漆塗りの板をイメージしています。

鏑木/うん、難しい課題の一つだが、なかなかのできだね。

覚/あっありがとうございます!

鏑木/その調子で励むように。

覚/はっはい!

男子/さっすが覚!


ナレーション/誰もが歴史的な出会いを期待した。
 瞬は、いずれは鏑木肆星氏の衣鉢を継ぐと目されている生徒である。
 ここで初めて、直に指導を受けることになるのだろう、と。

早季/ああ……

(鏑木、瞬に近づくと波紋ができて、すぐに引き返す)
波紋

先生/ああ、あの!お待ち下さい!どうされたのですか!?
いかれた瞬

早季/あ、あ……

先生/何か失礼でもございましたでしょうか?
 い、い、い、いえ、疑うだなんて滅相もない。

真理亜/どうなってるの?

覚/なあ、何が起きたのか。

早季/わかんない、わかんないけど、

先生/え、ええと、都合により今日の実技の時間は中止になりました。

生徒/ええ〜。

先生/各自、片付けて教室に戻って下さい。

男子/ねえ、覚、行こうよ、ねえってば!

覚/先に行ってくれよ、後から行くから。

男子/もう〜、ちぇっ。

先生/はいはい、君たちも早く片付けなさい。

早季/瞬、行かないの?

瞬/ああ。

早季/ねえ、それ、

瞬/ああ。

(瞬、ふらつき、卵が落下する)

先生/ささ、君たち早く行きなさい!後は先生が片付けておくから。

■渡り廊下

真理亜/瞬のことだから、卵を空中でぴっと止めると思ったんだけどなぁ。

守/うん。

覚/瞬、大丈夫なのか?

瞬/ああ、大したことない。ちょっと疲れただけだから。

真理亜/もう早退すれば?

瞬/もう、本当に平気。

守/なんか
5人

真理亜/なに?

守/なんか懐かしいかんじ!最近、5人揃ってなかったから。

瞬以外/あはは

/*早季の回想/落ちて割れた卵から目玉がのぞく/
ぎょろり

■町
(人影、腕時計を確認し、5:30で「家路」を放送で流す)

早季/瞬、どうしたの!?

瞬/早季……。

(近寄る早季)

瞬/来るな!

早季/わっ、どうして?

瞬/ごめん……。でも、一人になりたいんだ。

早季/……一人に?

瞬/ああ。

早季/だから、覚とも別れたの?

瞬/まあ、そうかな……。

早季/友達を捨ててまで、一人になりたいの?

瞬/それは説明しても早季には分からないよ。

(瞬、ポケットから球を3つ取り出し、自分の周りを旋回させる)
衛星

瞬/しばらく会えなくなると思う。

早季/え、どういうこと?

瞬/当分学校へは行けない。
 ……僕は療養しなきゃならないんだ。

早季/病気なの!?

瞬/うん。病気……っていうかどういえば分かるかな。
 身体の病気ではないんだ。
 ……じゃあ、僕はもう行かなきゃ。

早季/待って!……お見舞いに、行ってもいい?

瞬/……どうかな。
 僕はもう、家にはいられないし。

早季/……どこへ行くの?

瞬/療養のための小さなバンガローだよ。

早季/それ、どこにあるの!?

瞬/ごめん。場所は言ってはいけないことになってる。

早季/…ああ、瞬、本当にひとりぼっちになっちゃったの?
 スバルはどうしたの?

瞬/家にいるよ。
 散歩したくなったから、一人でこっそり抜け出して来たんだ。

早季/あたし、どうすれば瞬の力になれるの?

瞬/……

早季/瞬、あたし、ずっと瞬のことが……

瞬/早季、迷ったんだけどね、やっぱりこのことだけは言っておいた方がいいと思う。

早季/え?

瞬/2年前の夏季キャンプ、覚えてる?

早季/うん。

瞬/僕らは離塵氏に、呪力を凍結されたけど……、
 でも、それはうまく隠し通せたと思ってた。

早季/うん。

瞬/でも、そうじゃなかったんだ。

早季/そうじゃないって……

瞬/たぶん、全部バレてたんだ。
 どういう意図かはわからないけど、単に処分を保留にされていただけなんだよ。

早季/言ってる意味……、よくわかんないんだけど。

瞬/僕らはずっと監視されていたんだ。

早季/は……

瞬/今さらこんな警告をしても意味ないかもしれない。
 でも早季、ネコには気をつけて。

早季/ネコ?ネコダマシのこと?

(瞬、首を振る)

瞬/そうだ、これあげるよ。

(首輪を投げる)

早季/なに、これ?

瞬/ネコ除けのおまじない。
 僕がつくったんだ。

早季/スバルとお揃いなの?

瞬/あは……
ニカッ

(互いにぎこちない笑顔)

瞬/僕が言ったことみんなに伝えてほしいんだ。

(スバル、走って来る)

スバル/ワン、ワン!

瞬/うわっ、バカだな。あれほどついて来るなって言ったのに。
(スバルを抱えて去っていく)

早季/あっ……。




//以下、アマゾン
  
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」


貴志祐介の作品等/
      

     



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  1. 2012/11/19(月) 07:39:12|
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